なぜそれをするのか?──“考える力”を育てるスタッフ教育
情熱の参代目若旦那 鴇田英将です!!
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「なぜそれをするのか?」
これは、仕事の現場で最も大切な問いかもしれません。
旅館という“おもてなし”の現場では、マニュアル通りに動くことも必要です。
でも、それだけでは本当にお客様の心を動かすことはできません。
なぜその挨拶をするのか?
なぜその料理の出し方なのか?
なぜこの清掃手順なのか?
背景にある“想い”や“目的”を理解してこそ、現場での判断力や応用力が育つのです。
調理場の具体例
ある新人スタッフが、お造りを出す順番を間違えたときの話。
「この順番で出すって言ったでしょ!」と叱ってしまえば、それは“指導”で終わります。
でも、「なぜその順番か?」を一緒に考えるとどうでしょう。
・お造りの鮮度が最も引き立つのは“先出し”だから
・日本酒を楽しみにしているお客様にとって、冷えたお造りは最高の相棒だから
・天ぷらを先に出すと油で舌が疲れてしまうから
そんな“おもてなしの流れ”を理解すると、ただの手順が意味ある所作に変わるのです。
清掃スタッフの具体例
ある日、客室の窓際に小さな虫の死骸が残っていたことがありました。
見落とした本人は「気づかなかった」と言いました。
でもここで「気をつけて」と言うだけでは、次も同じことが起きる可能性があります。
大切なのは、「なぜ窓際まで丁寧に見るのか?」
それは、お客様が最初に外の景色を楽しもうと近づく場所だから。
お部屋に入った瞬間の**“期待感”が裏切られてしまう場所**だからです。
「その視線を感じる」ために掃除をするんだと知れば、自然と動きも変わります。
フロントの具体例
たとえばチェックインのとき。
「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えるのは当然のこと。
でもそれを“なぜ”やるのか?
それは、初対面の瞬間にお客様の「安心スイッチ」を入れるためです。
旅の疲れや不安を、第一声でほっとさせる。
それができてこそ、お客様の心が開きます。
つまり目的は「安心」なんです。
だから、無理に明るくしなくてもいい。
その人なりの“信頼を届ける”接客ができれば、笑顔の形も、声のトーンも、工夫できるはずです。
■教えるべきは「やり方」ではなく「目的」
ルールやマニュアルは、たしかに便利です。
でも、それだけに頼ると、スタッフは「言われたことしかできない人」になってしまいます。
一方、“なぜ”を知っているスタッフは、その場の判断力・応用力・気づきの力が高くなります。
そして何より──
“自分の仕事に誇り”を持てるようになります。
■ ヒューマンエラーは、システムエラー
よくある“ミス”の多くは、個人の問題ではありません。
「やれ」と言われてやっているだけの人に、応用力は育ちません。
これは教育の問題。
「教える」ではなく、「育てる」ために、“問い”を大切にする文化が必要なのです。
■最後に
答えはAIでも出せます。
でも、問いを立てるのは“人間”の役割です。
だから私たちは、日々の現場でこう問いかけることが大切なんです。
「なぜ、それをするのか?」と。
その問いが、現場に命を吹き込みます。
旅館というチームに、意思と誇りを生み出します。
指示で動くスタッフではなく、
想いで動ける仲間と、次の未来をつくっていきましょう。
■ こんな経営者の下で働きたいと思ってくれる人へ
もし、ここまで読んで心が少しでも震えたなら、きっとあなたと僕たちは同じ景色を見ているのだと思う。
今の自分に満足できない。もっと成長したい。誰かと一緒に、もっと意味のある世界を創りたい。そんな想いを胸に持っているなら、ぜひ一度会いにきてほしい。
役割やスキルだけじゃない。心と心で繋がれる仲間を、僕は本気で探しています。
一緒に、未来を変えていこう。
社員登用もございます。是非お気軽にお声がけください。
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