経営全般

最近、自分の中で大きくつながった思考の型があります。

それが、

アナロジー思考
ロジカル思考
クリティカル思考


そして、

ドリーマー・リアリスト・クリティスト

さらに、

具象 → 抽象 → 具体

という流れです。

一見、難しい言葉に見えるかもしれません。
しかし、旅館経営の現場に置き換えると、とても大切な考え方です。

出来事を、ただの出来事で終わらせない

旅館を経営していると、毎日さまざまな出来事が起こります。

お客様からいただく嬉しい言葉。
時には厳しいご意見。
スタッフとの会話。
地域の方とのつながり。
売上や人手不足への不安。
施設の古さや課題。
そして、自分自身の未熟さ。

これらは一つひとつを見ると、ただの日常の出来事です。

しかし、その出来事を一段深く見つめると、そこには必ず学びがあります。

例えば、お客様からのご指摘があったとします。

その時に、ただ「申し訳なかった」で終わらせるのではなく、

「お客様は何に不安を感じたのか」
「どの瞬間に期待とのズレが生まれたのか」
「次に同じことが起きないためには何を変えるべきか」

と考える。

これが、具象から抽象へ上がるということです。

そして、そこからもう一度、具体的な行動に落とし込む。

接客の言葉を変える。
館内案内を見直す。
スタッフとの共有方法を変える。
予約時の説明を変える。

ここまで行って、初めて学びは現場を変える力になります。

具象 → 抽象 → 具体

私はこの流れを、とても大切にしたいと思っています。

具象とは、目の前で起きている現実です。
お客様の声、スタッフの反応、地域の変化、自分の感情などです。

抽象とは、その奥にある本質を考えることです。
なぜそれが起きたのか。
何を教えてくれているのか。
別の場面にも使える法則は何か。

具体とは、それを行動に変えることです。
商品にする。
接客にする。
仕組みにする。
発信にする。
スタッフ教育にする。

最後の具体まで落とし込まなければ、学びはただの知識で終わります。

私は実業家です。
旅館という現場があります。
お客様がいます。
スタッフがいます。
地域があります。

だからこそ、学んだことは必ず現場に戻さなければならないと感じています。

夢を見る自分、現実にする自分、問い直す自分

もう一つ、大切にしたいのが、

ドリーマー・リアリスト・クリティスト

という考え方です。

ドリーマーは、夢を見る自分です。

「こんな旅館にしたい」
「地域をもっと元気にしたい」
「お客様にもっと喜んでいただきたい」
「スタッフが誇れる会社にしたい」
「亀山地域の未来に貢献したい」

そうやって、まだ形のない未来を思い描く力です。

しかし、夢を見るだけでは現実は変わりません。

そこで必要になるのがリアリストです。

誰がやるのか。
いつやるのか。
いくら必要なのか。
どの順番で進めるのか。
どうすれば現場で続けられるのか。

夢を実行できる形に落とし込む力です。

そして、さらに必要なのがクリティストです。

本当にお客様のためになるのか。
スタッフに無理をさせていないか。
利益は残るのか。
自分の思い込みではないか。
見落としているリスクはないか。

これは夢を否定するためではありません。
夢を現実で死なせないために必要な問いです。


ちょっと長いので続く