房総人紹介


今回は番外編かも(笑)
というのも今回のサシ飲みの相手は 亀山温泉ホテル代表取締役社長 鴇田邦朗氏
房総半島のほぼ中央、亀山湖畔に位置する老舗旅館の代表である鴇田邦朗氏は2代目社長して
創業70余年になる亀山温泉ホテルを継いで30年になる。

彼は僕の実の父である(笑)

おやじと息子のサシ飲みってなかなか普段できないしょ!?
男同士って恥ずかしくてなかなか向き合えないしコトバかわすことも少ないのが常

うちはそれでも割かし仲の良い関係だと思っているし
なにより 目前に迫る事業承継において、この時間を何より作っていく事が
スムーズな事業承継に繋がることは明白であります・。



大将に握る本格寿司を堪能しながら、お酒を飲みながら
社長(父)と語り合ったのは事業承継に向けてのこれからの話


今回若旦那が選んだお店は
袖ケ浦市福王台にある 一流職人が作るカウンターがあるお寿司屋さん 藤鮨

オープンからまだ1年余りでありながら、大将の握る本格江戸前寿司と女将さんの心地よい距離感のおもてなしが口コミを呼び、大人気寿司店になっております。ご予約必須ですよ。特にランチはコストパフォーマンス最強です。



若旦那が作ったこれからの事業計画と設備投資案
真剣に見てくれました。

どうしても世代がひとつ違うから、考え方も価値観も違って当然
その中で、自分が考えるこれからと思い、それを数字に落とし込んでまずは一番身近な経営者である父にプレゼンを行いました。まだまだ現実を知らない若造ですが、この10年間色々なセミナーに参加し勉強してきて、色んな本を読んで見聞を広めてきて、色んな先輩に話を聞いて学んできて、吸収してきたものをすべてこの6月?発揮するように説明をしました。

おおむねオッケーが出て『お前の好きなようにしてみればいい』という太鼓判を頂きました。
あとは同じように金融機関に向けて突き進むのみ。

『高ければ高い壁の方が登った時気持ちいいもんだ
そうだ、限界だなんて思っちゃいないさ。』大好きなミスチルの歌を心に口ずさみながら、決意新たにいたしました。



決してすべてが社長とうまくいって来たわけじゃないし、もうやめてやるって思った時もありました。
普段ストレスに感じていることも、文句言いたい気持ちもめちゃくちゃありました。

でもこうして 場所を変え、時間を変え、こうした一流のお店で、最高のグルメとお酒を楽しみながら向き合った話は、自分の人生でもなかなかお目にかかれないほどの素晴らしい時間でした。
父とこうして飲みながら経営の話、将来の話、昔の話を聞くことがこんなにも楽しい事だなんて。

父親だからこそ向き合い切れていなかったことが、ひとりの経営者として、ひとりの男として
鴇田邦朗氏の個人の価値観をたくさん感じることが出来、改めて尊敬の念を抱かずにはいられませんでした。



大将と女将さんのおかげなのかもしれません。
お店はお料理や内装外装だけでなく、そこオーナーの強い思いが何よりお店の雰囲気を創りあげている。
そしてその雰囲気を味わい、雰囲気に酔いしれ、恋をするのかもしれない。

父も藤鮨の鮨も雰囲気もたいそう気に入ってくれ、あれだけお酒を飲んだのも久しぶりかもしれません。

帰りの代行に揺られながら、父に御馳走になった美味しいお寿司と程よい酔い
まだまだ色々と聞かないとと思った38歳の春でした。