亀山温泉だより


今夜はペルセウス座流星群です。

暗くて雲が少ない夜なら、通常1時間に50個ほどの流れ星を見る事ができます!

今年は満月と台風の雲のダブルパンチ。。観測条件としては絶望的なコンディションです。

放射点(流れ星が飛んでくる方向)は、名前の通りペルセウス座で、当館から見ると亀山ダムの方向になります。

しかし、流れ星は全天に起こるので、なるべく1点を見つめないで、幅広く眺めておくのがコツになります。


ハレー彗星(1986年)


さて、流星群は岩石の塊である彗星が通過した後に残る、岩石の小さな小さな砂粒に、地球が突っ込む事で起こります。

地球は365日で太陽の周りを一周しますから、毎年同じ時期に同じ流星群があるのは、同じ場所の砂粒に突っ込んでいるという事になります。

向こうからやってくるようなイメージのある流星群ですが、実は地球の方から突っ込んでいる、何かロマンチックですね。

私たちは「宇宙船地球号」に乗って、広い広い宇宙にポッカリと青く浮かび、グルグルと太陽の周りを飛び続けている人工衛星のような存在です(このような星を惑星と言います)

船員同士、戦争している場合じゃないですよね!あれ?宇宙からみると地球自体には国境って無いことが分かったゾ。


月から見ると、地球の方が昇ってきます!


夏休み、いつもと違った広い視点で、見方の角度を変えて宇宙ロマンを感じてみませんか?

きっと、学校の授業や塾では分からなかった、新しい発見があると思います。

亀リト担当
豊島