ブログ

【自分のリトリート3】ファスティング

【2023年10月16日記事】

涼しくなりましたね(と、言うより寒くなりました)

夏の猛暑が嘘のように、一気に秋がやってきました。

毎年、繁忙期を終えたタイミングで自分のリトリートに行っています。

昨年の自分のリトリート

リトリートを仕事にしているんだから、リトリート要らないじゃないか?と思われる方もいらっしゃるかも知れませんが(笑)そんな事はありません。

日常から離れる事でしか見えない事、気づかなかった自分というものはあるもので、転地療法(リトリート)は、どんな人にとっても定期的に必要な事だと私は思っています。

今年は、リトリートグランピング千葉亀山が㋄3日にオープン、4か月間ほぼ満室稼働で、私も纏まった休みを頂くのは難しかったのですが、10月から少し空きも出てきたのと、現場はスタッフにかなりの割合で任せられるようになり、1泊2日ですが自分のリトリートに行ってきました。

まず日中は東京のヨガイベントに参加!一番左が私です。

ヨガニドラと呼ばれる、リラクゼーション中心のヨガを体験して、同じイベント参加者とも、こうして10年の知己のように仲良くなりました!

1dayリトリートや、レイクリトリートの湖畔ヨガに参加された事のある方はお分かりかと思いますが、最後の自然と一体化していくガイドの時は、このヨガニドラの手法を取っています。

ヨガはサンスクリット語で「つなぐ」という意味があり、元々は心と体を繋ぐ意味で使われていましたが、今はもっと広義で解釈できると思います、自然と人が繋がったり、こうしてヨガ友と繋がったり、ヨガニドラの体験が仕事にも繋がったり。

ヨガの「つなぐ」を広義に捉え、人生や仕事に繋げて行きたいなと改めて思いました。

その後は埼玉の断食道場「リフレッシュの森」にチェックイン。

なぜ断食道場へリトリートかと言いますと。。私(豊島)が運営している自然学校で、別の断食道場のアクティビティを担当する事になって、ぬぬぬ。。断食道場。。食を断つとはワタクシの一番苦手な分野。。と思いながら勉強も兼ねて参加してみることに(後日追記、結局、このアクティビティ担当の話は流れました、でもこの話があったから、普段では行かない場所に行けて良かったです)

夜にお腹ペコペコになったら辛いだろうなぁ、と思ってすっかりビビっていた私は、一番緩めな断食道場を探して半断食コースのあるリフレッシュの森に行くことにしてみました(笑)ここなら大丈夫かと。

私はどこに行っても、スタッフさんや他のゲストさんと仲良くなるタイプです、千葉でグランピングの責任者しているんですよ、趣味はオカリナですかね、自然ガイドや星空観察の時に吹いたりするんです、なんてスタッフさんと雑談で話していたら「じゃぁ、夕食の時に吹いてよ!」と言われて、夜はスタッフさんや他のゲストさんの前でプチ演奏会!

皆、真剣に聴き入ってくれました、何曲か吹いて拍手喝采!嬉しかった!最高の気分です!!

今はリトリートグランピング千葉亀山の仕事で予定パンパンですが、数年前はよく亀山温泉ホテル本館でも夕食時にオカリナ披露していました、お誕生日の方がいる時はハッピーバースデイの演奏をオカリナで吹いたりして、他のお部屋の方も口ずさんでくれて盛り上がりました。

グランピングの仕事との兼ね合いで、時間的に出来るか分かりませんが、リクエストありましたら気軽に言ってくださいね、何とか調整できるかも知れません。

そして、夕食は半断食のマクロビオティック食!とっても少量です!

夜中にお腹空いた!死ぬかと思った!(笑)

多分、私は他の人よりも新陳代謝が良いのだと思います、人より多くのカロリーを必要とします。

通常の断食コースの方は酵素ジュースだけだったので、すごいなぁ、と感心してしまいました。

リフレッシュの森では、滞在中のゲストを飽きさせないように様々な講座を用意していて、ハンドアロママッサージの体験会に参加したのですが、他の方とハンドマッサージし合った時に、私の手があまりにも高体温で熱いので、他の参加者が驚いていました。

もしかしたら私の新陳代謝なら、普通食でも半断食になるのかも知れません、普段は普通の成人男性より、食べ過ぎでかなりカロリーオーバーしていますが、人より良くカロリーが燃えて体温が高く、多くのエネルギーを出しているようです。

人に元気になってもらう仕事をしていますし、エネルギーが溢れているのは良い事かなと思います、機会あれば私の手を触ってみてください、気功でいう「気」が出ています(笑)

夕食後は空腹をこらえながら、ひたすら読書です。

起業家育成で有名な福島正伸氏のメンタリングマネジメント、こちらは自分で持って行ったものです、自分でも熟読して帰宅したら亀山温泉ホテル代表にプレゼントしました、共感と感動をベースにした福島氏の話は、とても興味深く自分が読むだけでなく、多くの人に共有したいと思いました。

その次は、タイトルは忘れましたが、リフレッシュの森の蔵書である経営コンサルタント故船井幸雄さんの著書です。

哲学系の著書で、人の道や運・不運など「ツキ」に関する事が書かれています。

読み進めるうちに、こんな一文に出合いました。

ついているものとは、外部の物や人だけではありません、自分の中にもツイているものは必ずある物です

ふむふむ、、必ずある、、何だろう。。?

「例えば、仕事がうまくいってなくても、家族や友人たちとの関係が良好だとか、ツキに見放されたと思う時でも、趣味に没頭すると楽しめるとか、自分の中で伸びている物があるはずです。これらの部分がついている部分であり、これらに力を入れる事は、ツキと付き合うことになります

これだ!!我が意を得たり!!リトリート中の気づきを得ましたよ!

仕事がうまくいっていないとは思っていないけど、それなりに諸々課題はあったり壁にぶつかったりはあります、組織に所属する者として自分ではどうすることも出来ない現実や問題に葛藤することも。

でも、こうしてリトリートに出たりすることで、人前でオカリナを演奏する機会を得たり、転地でリフレッシュする事の大切さを身を持って証明することが出来ます。

この部分が、私にとってのツキなのかも知れません。

私もリトリートの仕事で、皆様のツキを上げる機会をお届けしたいな、なんて思いました。

あまり遅くまで起きていると空腹も辛くなってくるので、風呂(酵素風呂が用意されていました)に入って気付きを得た興奮を冷まし、早めに眠りにつきました。

夜は早めに寝て、朝はお腹が空いて起きました。

眠りは浅く、シャキッとはしていません。

朝食は無く、番茶に梅干しのカケラを入れた飲み物が出てきました。スーパーの簡易的な梅干しではなく、本格的に漬けた昔ながらの酸っぱい梅干しです。

梅干しの強烈な酸味で、脳にも刺激が行ったのか、だんだんと目覚めてきました。

朝食後は、ノルディックウォーキングのアクティビティに参加!

皆、食べていないのに速い!(笑)

私のような自然ガイドをしながら、2キロの道を40分掛けて歩く世界とは真逆の世界、しっかりとペースを保ちながら歩く、スポーツとしてのウォーキングです。

ワタクシは真逆の世界におります、亀リトはむしろ立ち止まって様々な自然の変化を発見して行きます。

真逆の価値感に触れるのも旅の醍醐味、どっちが正しいとかは無いと思います、様々な自然との関わり方があると言う事を、私自身も身をもって学びました。

埼玉県の里山風景、千葉県と似ています、ニッポンの原風景。

そして、待ちに待った昼食(回復食)午前中のノルディックウォーキングで最後のカロリーを消費して、お腹はペコペコです。

回復食は、ボリュームを抑え、通常よりも柔らかく煮込んだ「うどん」でした、具はほとんどありません、うどんが美味い!こちらは直ぐに食べたので画像撮るのを忘れました(笑)それくらいお腹が空いていたということです。

最後の汁まで全部飲み干して「うまい!」の一言。

やっぱり空腹に勝る御馳走なし、普段の自分が食べたら、ただの伸びてしまったうどんと感じていたのかも知れません、具の少なさに不満さえ覚えたのかも。

しかし、こちら側に空腹と言う状況があると、特別美味しいし食への感謝に変わります。

もしかしたら、私達、現代人は様々な面で満たされるあまり感謝が足りなくなってしまい、不満を多く感じるようになっているのかも、なんて思いました。

それらの多くは失って初めて気づく事、食に限らず今ある事への有難みを、今いちど再確認しよう、そんな感謝の気持ちを持って断食道場を後にしました。

そして帰り道は「ヤマキ醸造さんへ」埼玉県神川町に来たなら、ここに寄って帰るといいよ、とスタッフさんやリフレッシュの森のリピーターさんに教えてもらった場所です。

手作り味噌の見学や、豆腐作りなど様々な体験を行っているということで、勉強も兼ねて立ち寄りました。

この日は体験は無い日でしたが、売店やカフェなどを訪問、試食で玄米味噌の味噌汁や作り立ての豆腐をヤマキさん自家製醤油で食すると、美味い!しかも鼻に香りが抜ける感じ!爽やか!

作り立てだから香りが特別なのか、それとも半断食で味覚や嗅覚が敏感になっているのか、その両方なのか、こんなに良い香りがするの?と思いました。

なので、回復食と言う事で、出来立ての豆腐セットをカフェで注文(笑)

いやぁ、作り立ての豆腐と醤油で最高ですな、薬味は要りませんわ、今なら豆腐の味、醬油の香り繊細な味わいが良く分かります。

そして、旅の余韻たっぷりに千葉への帰路につきました。

今回のリトリートの気づきとして、自分に何かを足していく足し算ばかり私たちは考えがちですが、半断食のように何かを引くことも大切なのかと思いました。

半断食でも、十分食べられることへの有難み、味覚や嗅覚が高まって繊細な事を感じれるようになったり、当たり前に感じてしまっていた事への大切さや感謝を感じました。

1日目の得意な事への「ツキ」なども、自分の中ではオカリナが吹ける事が当たり前になってしまっていて、こうして人前で吹く機会を頂けたのは、自分のツキに気づく機会です。

自分にとって普通のこと、当たり前に出来る事、それらは引き算してみたり、知らない人達に会って交流したり環境を変えることで気づくのかも知れませんね。

それがリトリートでいう「自分を見つめる」ことになるようです、山の中で瞑想したり修行のような過ごし方をすることだけでは無く、自己との対話は、もっと身近にあると私は思います。

修行型リトリートも不定期にやっております(笑)

メディア記事では「リトリートの達人」などと慈悲深いライターさんにご紹介いただいたりしておりますが、私もまだまだ発見の連続で、終わりはありません。

これからも定期的に、自分自身のリトリートを続けて行こうと思います。

今回は断食道場だったから、次回は食べ放題バイキング宿でも行こうかな(笑)


【追記】自分のリトリート実践例です。

自分のリトリート1

自分のリトリート2

自分のリトリート3

自分のリトリート4

自分のリトリート5

自分のリトリート6

自分のリトリート7

自分のリトリート8

自分のリトリート9

自分のリトリート10

自分のリトリート11

自分のリトリート12

自分のリトリート13

自分のリトリート14

自分のリトリート15

自分のリトリート16

自己リトリート17

自己リトリート18

自己リトリート19

自己リトリート20

リトリート番外編

リトリート休養術