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自分の声:私とオカリナ

今日は私(豊島)の声です。

私はオカリナを吹きまして、月に1から2施設、主に千葉県内の高齢者施設にボランティアコンサートに行っています。

内容は昭和の歌謡曲を中心に7、8曲ほど、皆さま青春時代に聴いた曲ですから、多くの方が口ずさんでくれて、とても嬉しく思っています。

前のブログにも書きましたが、認知症が進んでいる方も昭和の歌謡曲を思い出して歌い出したり、ベッドで運ばれてきた寝たきりかな、、と思っていた方が「〇〇さん、楽しみにしていたオカリナの演奏が始まりますよ~」と職員さんの声でムクっと起き上がったり(笑)

いろんな奇跡を見てきました。

じゃあ、何でオカリナのコンサートを続けているかというと、先ずはシンプルに好きだからです。

オカリナの音色が好きで、自分で吹くのも好きだけど、人にも聴いてもらいたい。

そして、自分自身の父が長年寝たきりだったこともあり、このような施設は私にとっても家族の立場で出入りしていたので、とっても身近な存在であったからです。

介護の家族がいると、その周辺には様々な事が起こります。家族も疲弊してきますし、職員さんも仕事とはいえ、とても大変です。

聴き入ってくださっているのは利用者さんだけでなく、見守っている職員さん、または壁のないひらけた職場なら、奥の方の事務員さんにまでオカリナの音色は届き、奥でタカタカとパソコンを打っていた事務員さんが手を止め、そっと拍手してくれる姿が見えることもあります。

オカリナの響きが、施設に入っているご本人をはじめ、そのご家族、職員さんにまで、このオカリナの癒しが届いて行けばいいなと思っています。

それともう一つ、最近になって気づいた内なる「自分の声」がありまして、私は普段はリトリートのガイドで自然の響きをご参加者に届けています。

滝の音、鳥の鳴き声、中には、こちらから誘導して、耳を澄ましてもらわないと分からないような小さな小さな、木々の揺らぎや虫の声などもあります。

そんな「自然の響き」を、土でできた楽器・オカリナの自然音として、ご自身の方からは外に出向けない施設の方へ「私の方からお届けする」これが自分の中にある大きな思いなのだと、最近になってはっきり気づきました。

これはライフワーク(生き方)として、コツコツと休みの範囲で続けて行きたいですね。

自然の響きで、ご本人なり、ご家族なり、職員さんなり、誰かの1日が少しでも明るくなれば嬉しいです。

来月もまた、晴山苑さんで曜日を変えてミニコンサートを予定しています。

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オカリナ1【障がい者福祉施設ぷかぷかさん

オカリナ2【特養かずさ萬燈会さん

オカリナ3【特養つばさ会さん

オカリナ4【もくもく村さん

オカリナ5【特養晴山苑さん

オカリナ6【パナソニックエイジフリーセンター穴川さん

オカリナ7【デイサービスセンターそよ風さん

オカリナ8【特養けやき園さん