駐車場にいる白黒の鳥はハクセキレイ

今日も「野鳥リトリート」のご予約が入っていて、亀山湖のバードウォッチングは大盛況です。
野鳥リトリートとは、野鳥を観察しながら自然環境や生態系についても学ぶネイチャープログラムです。
さて、この白黒の鳥、街でもよく駐車場で見かけませんか?
この鳥の名前は「ハクセキレイ」よく駐車場でトコトコ、チョコチョコと歩いている鳥です。
①生息地が人間と重なる

実はこの鳥「扇状地」など開けた平野に住む鳥で、私たち人間と生息地が被る珍しい鳥です。
特に川の中流部から下流、海にかけての「開けた場所」を好むことが知られています。
今は、平野部のほとんどは街になりましたが、ショッピングセンターなどの「駐車場」は、まさに彼らの好む開けた場所であることが言えます。
②なんでも食べる

ハクセキレイは雑食で、小魚から木の実、虫に至るまで何でも食べます。ツバメのように虫などを空中キャッチすることは稀で、地面や水面にいる生き物を捕まえて食べるのが上手です。
駐車場では、虫を見つけやすく、小さな虫を食べているほか、車から落ちた人間の食べ物のカスなども食べているようです。
よく、洗車場にいるのは、そのためですね。
③ダッシュの達人

スズメがピョンピョンと両足を揃えて跳ねることに対して、ハクセキレイは左右交互に足を出して「走ります」猛烈なダッシュ力を持っています。
地面にいる虫をダッシュで捕まえるのが得意な鳥だということが分かります。
駐車場でも、飛び出してきたと思いきや、踏まずに済んだヒヤリハットを経験したことがある方は多いのではないでしょうか?
しかし、ハクセキレイをひいたことはありませんし、車にひかれたハクセキレイも見たことがありません。
この、とんでもないダッシュ力で、車のすぐ近くにいても逃げることが出来ます。
④人間に慣れてきた

高速道路のサービスエリアでパンを食べていると、そのおこぼれを狙って、足元にハクセキレイが寄ってきて驚いたことがあります。
可愛いながらも「ハトかお前は!笑」と思ったことがありますが、どうも人間に慣れてきてハクセキレイがハト化してきているように思います。
彼らも、何世代も生命をつなぐ中で、人間との距離感が近くなってきたように思います。
しかし、こちらからエサをやってしまうと、彼ら自身が自力でエサを捕れなくなってしまいますから、どんなに可愛くてもエサはやらない方がよいでしょう。

もともと、私たちが平野に街を作る前から、河原で暮らしていたハクセキレイ。
こうして人間が街をつくり、道路をつくり、駐車場をつくっても、彼らはその環境を上手に利用しながら、たくましく生きています。
私たちが普段何気なく歩いている街も、実は人間以外にも住民がいたことに気づきます。
そう考えると、いつもの駐車場で出会うハクセキレイが、ちょっと違って見えてきませんか?
身近な自然に目を向け、そこに生きる命の営みに気づき、観察する。気になったら調べてみる。
まさに、このページに辿り着いたことが、好奇心の第一歩です(笑)
そうした視点が、野鳥リトリートの楽しみ方です。
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