ピラカンサとヒヨドリ
突然ですが、皆さまは「ピラカンサ」という植物をご存知ですか？
名前は知らない、という方でも、きっと庭木などで見たことがあると思います。
この「赤い実」を大量に付ける植物です。
ナンテンやヒイラギなど、秋から冬にかけて赤い実を付ける植物は多い物の、このピラカンサの右に出るものはありません、数千個から数万個の実を付けます。
赤い実を丸飲みできるのは、種類が限られているため、多くはこの「ヒヨドリ」の独壇場になります。
しかし、このピラカンサ、実に毒があり、鳥たちもそのことを知っています。
今（１２月２９日現在）は、多少なら食べられるようで、たまに食べにきますが、すぐ毒に気づくのか長居はしていません。しばらくすると飛んで行ってしまいます。
しかし、凄いのが１月末から２月にかけて、このピラカンサの毒が抜けた頃です。
その頃には、渡り鳥のレンジャクもやってきています。
毒が抜けたタイミングが彼らには分かり、かつ彼らには何かしらの仲間たちに教えるネットワークがあるようで、１本のピラカンサの木に数十羽のヒヨドリとレンジャクが集まってきます。
すると、１日から数日で、おそらく何万個もあったであろうピラカンサの実が、何と全部無くなっているのです！！
ピラカンサの実は、冬を越すための貴重な栄養源で、鳥たちのバイキング（ビュッフェ）といったところでしょうか？
リトリートグランピング千葉亀山やglampark亀山温泉など、グランピング宿泊の方はチェックインが早い事が多く、このようなバードウォッチング体験をされる方が多いです。
グランピングはブログがなく、なかなかレビューや口コミで現地の様子を確認するのは難しいですが、現地ではこんな体験を楽しんで頂いております。
亀山湖は渡り鳥の楽園です、ぜひバードウォッチングも体験してみてください、お待ちしております。
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