ちょっとカフェタイム
今日から新年度ですね。
スタートダッシュも大事ですが、あまり飛ばし過ぎても後半疲れますから、リトリートの立場からちょいと緩いカフェタイム(心の余裕時間)な話題です。
ホッと一息ということで、あまりリトリートは関係ない話の小ネタです(笑)
亀山温泉ホテルのような、湖側をガラス張りにしている大型施設は、たまにガラスと気づかずに鳥がぶつかったり、または中に入ってきたりします。
スズメやツバメは飛ぶのが上手で、集落近くの入り組んだ場所にも住んでいるため、上手く出口を探して勝手に出て行くのですが、出口を探すのが苦手な鳥も迷い込んできます。
こちらはウグイス、ホーホケキョと鳴く「春告げ鳥」とも呼ばれ、今はまさに亀山湖はウグイスの大合唱が始まっています。
大変警戒心が強く、人と距離を空けているため鳴き声は聞こえるけれど、なかなかその姿を見せてくれませんが、見た目はこんな感じです。
このウグイスは、何とガラスにぶつかって気絶していました(笑)
手に取ってみると、スズメよりも小さく、毛はフワフワしているのですが身はとても細く華奢でした。
「ウグイスってこんなに小さいんだ」と思いました。
気絶から復活するかな、、と思って芝生の上に置いておくと、復活して飛んでいきましたが、復活するまでトンビに襲われてしまわないか心配で気が気でありません、トンビが近づかないように私が番をしていました。
さて、一番強敵で忘れられないのがこの「カワセミ」です。
こちらは大浴場に迷い込んできてしまいました。
網を持った私と大格闘!!カワセミはとても飛ぶのが速く、網ではなかなか捕まえられません。
なんなら「ホバリング」と呼ばれる、空中静止をして私の動きを見て、私が捕まえようとするとサッと逃げてしまいます。
飛ぶのが速くて有名なカワセミ、網じゃ捕まえられないかなと思ったら、カワセミの方がバテてきました。
どうやら長く飛べる渡り鳥と違って、カワセミは一瞬で小魚を捕まえるスプリンター、瞬発力は凄いけれど、持久力は全く無いようです。
ゼイゼイと息をしているのが目に見えて分かり、完全にグロッキー。網どころか手で捕まえることが出来ました。
近くで見たカワセミは青く光沢のある羽がとても美しく、自然界の宝石だと思うくらいです。
逃がしてあげるときには体力が復活して、ロケットの打ち上げかと思うくらい超スピードで飛んで行きました!!さすがカワセミ!!
この年度替わりは、私にとって鳥たちとの「出会いと別れの季節」でもあります。
水深がある亀山湖は、渡り鳥の鴨の仲間でも「ハジロ属」と呼ばれる、潜るのが上手な鴨が多く飛来し、それらは春になったら大陸に戻ってしまいます。
鴨は鴨でもハジロ属と呼ばれる鴨たち、こちらはキンクロハジロ、潜るのがとても上手です。
ホシハジロ、亀山湖はとても多く飛来し、深く潜っては小魚などを捕食しています。
こちらはマガモ、潜るのは下手でこのように頭隠して尻隠さずの「逆立ち」くらいしか出来ません(笑)
なのでマガモは水深の浅い、田んぼや池のような場所に多くいます。
ほとんどの鴨の仲間は渡り鳥のため、大陸に飛んで戻ってしまいます。
春以降に見かけるのは、ご存知「カルガモ」日本で子育てをする渡り鳥ではないタイプの鴨です。
よく道路を横断したりしていますね、春から秋にかけては、日本で見かける鴨はほとんどこのカルガモになります。
年度末から新年度、私たち人間の世界も出会いと別れのシーズンですが、こうして自然と共に生きていると鳥たちとの出会いと別れもあります。
渡り鳥がいなくなってしまう寂しさもありますが、ウグイスなど新しい鳥との出会いもあり、いつも季節を情緒として感じて生活しているのは楽しいものです。
星も冬の星座から春の星座へと出会いと別れがありますが、それはそれで話が長くなってしまうので、また別の機会にでも(笑)