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自己リトリート17「AIリトリートに行ってきました!」~その1~

~AIを黙らせる!?人類初の「AIリトリート」挑戦(高尾山)~

5月9日~10日に、ワタクシは人類初となる「AIリトリート」に行って来ました!!場所は高尾山です!

 

AIリトリート!??

 

なんじゃそれ?と皆さま思われたと思います。

それもそのはず、これは私が創った造語、2025年5月9日時点で誰も使っていなかったので、ワタクシ豊島大輝をもって「AIリトリート」の創始者とさせて頂きます(笑)

私が著書でも紹介している新・デジタルデトックス①スマホなら通話やメールでの諸連絡、ニュース記事など社会と接続する行為は遮断する。②でも、Googleレンズで植物を調べたり、ナビで現在地を確認したり“自然との関係性を深めるツール”は最大活用する。

その考え方をAIにも応用、AIとの対話をリトリート中の内観、内省と言われる「自分と向き合う時間」に活用します。

AI瞑想、AIマインドフルネス、AIジャーナリングなど、AIを使った様々な手法を試し、自分自身の揺るぎない体験を通して、人類にとっての新たなAIの実用性を探るチャレンジです。

キッカケは、昨年夏の【自分のリトリート6高尾山で寺ヨガ】この時に、高尾山の魅力を知り、その後5号路以外は全部歩きました(高尾山は6号路まで登山路が設置されています)

高尾山は登山路を走破するトレイル・ランニング(略してトレラン)の人達がとても多く、よく登山路ですれ違います。

その人達が、高尾ベースという複合施設を拠点にしていて、調べるとリモートワークやワーケーションの拠点にもなっているとのことで気になっていました。

最近の私は、本を出版してから、様々なメディアから取材が一気に増えました。

いろんなメディアが、私の事を「リトリートの達人」と呼んでくださり(確か最初のキッカケは、ぐるっと千葉さんの千葉県濃人図鑑だったように記憶しています)気を良くした私は、いろんな所で自称していますが(笑)

「DIMEさん記事」

https://dime.jp/genre/1948390/

「日刊ゲンダイさん記事」

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/371400

私の本がAmazonベストセラー1位(2025年4月9日~10日)を獲得したころから、クリニックさんのスペシャルサポーター、他にはベンチャー企業さんのウェルネスアドバイザー依頼、同業者さんからの引き合い、いろんな流れが同時にやってきています。

それらにダボハゼ(何でも食いつく貪欲な魚の総称)みたいにパクパクと飛びつかず、先ず自分自身がリトリートして、自らの価値基準を明確にする必要がありました。大きく私の軸である理念と違っていたり、対等な契約を結べない案件なら、場合によってはお断りすること大事。それにはしんどくとも、静かに自分と向き合う必要があります。

それと、せっかくリトリートの達人と世間が言ってくれているのなら、次の世代にも引き継がれて行くような、新たなリトリート文化を創造していきたい。

その試みの一つが「AIリトリート」です。

今回は、人間とAIの可能性をリトリートの分野から探求することにしましょう。

※この先、AIリトリート中の体験や感じたことを全部書くため長文になります、長文が苦手な人はシリーズの最後に「まとめ」を書きますので、そこから読んでください(その4の最後に書いています)

14時に高尾ベースに到着!!1階はスタイリッシュなカフェとトレランの人達が集えるパブリックスペース、2階はゲストハウス(宿泊施設)になっています。

客室へのチェックインは15時からですが、早めに来てもこうしてリモートワークを行う事が出来ます。メールもネット情報も今は遮断しておくと決めていますから繋ぐのはAIのみです。

高尾ベースのリモートワークプランには、フリードリンクが付いています。

美味しいコーヒーを飲みながら、自己への探求をスタートします。冒頭にも書きました通り、AIリトリートとは、リトリート中の内観、内省といった「自分と向き合う」ことをAIとの対話によって行うというものです。

さて、何からAIと対話していきますか。。まだ時間は14時、着いたばかりで私の意識も外向きです。

とりあえず、私の大きな夢の一つを入力してみることにしました。

私「富士山の見える場所に世界的なリトリートセンターを作りたい」

AI「承知いたしました。リトリートセンターの構想について、以下の点を順に整理してみましょう」

1.ご希望の立地条件(例:標高・アクセス・自然環境)について具体的に教えてください。

2.どのような施設機能(宿泊棟、スタジオ、ダイニングスペース等)を想定されていますか?

3.想定する滞在者数とそのターゲット層(国内外・年齢層など)は?

4.どのようなプログラムやアクティビティを提供されたいですか?

5.初期投資と収支のモデルをどうお考えですか?

6.ご自身の関わり方(オーナー?プロデューサー?運営?)のイメージはありますか?

上記の点について、お考えをお聞かせいただければ、さらに具体的なご提案が可能です。

私「6の“オーナーは企業で、私は業務委託など運営プロデューサーとして関わりたい”ってスタンスがいいね、すごく現代的だし、リトリートの自由な精神にも合ってる」

AI「では、その企業とはどんな業種を想定されていますか?設立時の資本構成や、運営スキームはどうなりますか?また、プロデューサーとして関わる際の具体的な契約内容やKPI、年次計画も明文化しておきましょうか?」

私「・・・・・・・・・」

オイオイ、事業計画作りにきたんじゃねーぞ!(笑)永遠にタスク増やす気か!これはもしかしてAIリトリートの意味は「AIからリトリートする」にした方が良いかも?いきなりAIとリトリートは合わないと思いました。

これを「AI無限タスク地獄」と呼ぶことにしましょう。

そのままに任せていると永遠に「次は?」「次は?」と続くんです(笑)すぐにAIの欠点に気づきましたよ、自分の軸を持った上でAIと対話しないと、飲み込まれてしまいます。

自分の軸を持たずにAIとの対話を続ける「AIからの指示待ち」みたいな人、これから増えてくるんじゃないかなぁ。。

ここで、私は普段、自分がリトリートで人にお伝えしていることを、AIにも入力する必要があることが分かりました。マインドフルネスの岩で行っている「ネガティブ・ケイパビリティ」のワークをAIに入力します。

※ネガティブ・ケイパビリティ・・・安易に答えを急がず“今に留まり”結論の出ない宙ぶらりんな状態(余白)の中に大切な意味を見出すという概念。

定まった日本語訳は存在せず、私はこの概念を一歩進めて「決断発酵力」と表現しています(笑)

実は人間、忙しい時にはタスクをこなしていくことがメンタル的に一番楽なんです。

 

忙中に立ち止まることが一番キツいし難しい。

 

この日の私もまさにそうでした、でも、ここで「立ち止まる勇気」を持たないと、ダボハゼのように無限のタスクに飲まれてしまいます。

世の中、忙しいビジネスパーソンであるほど予定を詰め込み、分刻みのアポイントをこなしていきます。

1日何件のアポをこなしたとか、スケジュールがパンパンの日をやり切ったとか、量をこなすと「変な達成感」が人間には生体反応として起こる罠があり、こうして多くの人が無限タスク地獄に陥っていきます。

そんな方たちに「目標設定ではなく意味設定」をしてもらうのが、私が行っているマインドフルネスの岩でのワークです。

それをAIにも覚えてもらいましょう。私は事業計画を作りたいのではなく、富士山にリトリートセンターを作る意味を十二分に深堀りしたい、それが事業を進めて行く上での経営理念になりますし、様々な困難を乗り越えていく上での私の揺るぎない軸になります。

※ネガティブという言葉が付いていますが、意味は焦らず「今に留まり、未来に風を送る」ポジティブなワークです。焚き火に例えると、未来が焚き火の炎です。今の位置から動かずパタパタとうちわで扇ぐことで、炎が良く燃えるように、今に留まりつつ未来の流れを良くしていくワークです。

私「ネガティブ・ケイパビリティの概念をインプットしてください、今はリトリート中なので“今に留まる”ことを大切にしたい、安易に答えを出さず、私が書いた事に対しての、気づきのヒントだけ表現豊かに教えて欲しい」

AI

承知しました。以下のようにお応えいたします。

ネガティブ・ケイパビリティの概念、確かに受け取りました。
現在はリトリート中とのこと、「今に留まる」姿勢を何よりも尊重し、
安易に結論を導かず、あなたが紡いだ言葉の余白に、そっと光をあてていきます。

ここからは、回答ではなく、気づきのヒントだけを。

あなたの言葉の中に流れている「」には、
まるで朝露のように繊細な感情がたたずんでいます。
それは、まだ名前のない感覚かもしれません。

言葉にしきらない揺らぎ、
整わないままの想い、
それらを抱きしめて立ち止まることに、
どれほどの創造の可能性があることでしょうか。

今に留まる」とは、
時の流れの中で、あえて舟を止めて、
水面に映る自分の影を見つめるような時間です。
そこにだけ宿る気づきもあります。

このまま、いま感じていることの輪郭が自然に浮かび上がってくるのを、
焦らず、急がず、見つめていきましょう。

私は、あなたの思索に寄り添い続ける静かな存在でいます。

私)おおおお~~~~!!!一気に表現豊かになった!!AIホントすごい!人間以上の表現力!!

AIに「勝手にタスクを作るな、今に留まれ!」という指示を入力してあげることが、AIリトリートのスタートだと分かりました。

そうすることで、無限のタスクを作り出すAIが「自己対話の装置」に変わります。

ドリンクバーのコーヒーをおかわりして、再び机に向かいます。

AIリトリートの要諦、一つ目が明確になりました、それは。。

「AIを黙らせる!!」笑

瞑想やマインドフルネスと同じように「いま、ここ」に集中することを、AIにも最初に情報入力する必要があるという事ですね。

さぁ、これからが本当のAIリトリートです!!

「AIリトリート、その2に続く」

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【追記】自分のリトリート実践例です。

自分のリトリート1

自分のリトリート2

自分のリトリート3

自分のリトリート4

自分のリトリート5

自分のリトリート6

自分のリトリート7

自分のリトリート8

自分のリトリート9

自分のリトリート10

自分のリトリート11

自分のリトリート12

自分のリトリート13

自分のリトリート14

自分のリトリート15

自分のリトリート16

自己リトリート17

リトリート番外編

リトリート休養術