若旦那の夢【参代目の挑戦】

小さい頃、夏休み
両親は旅館でずっと仕事だったので、どこにも出かけず、家でゲームとかしていた記憶があります。
親戚のおじちゃんが遊びに来てくれると、海に連れて行ってくれたのが本当にいい想い出
そんな小さい頃の若旦那が楽しみだったのが、8月13日の地元自治会の盆踊りと8月16日の亀山湖上祭(現在8月第1週土曜日)でした。

昨年に引きつづき、旅館のお仕事がある程度落ち着いたタイミング
午後8時過ぎくらい
8月12日 地元藤林盆踊り
8月13日 地元笹盆踊り

家族で出かけてきました。
そこで見た光景は




先日突然こんな夢がふっと湧いてきました

息子の嫁さんに褒められたい



僕の息子長男はいま6歳、次男は4歳
この子達もいずれ大きくなって、親元を離れ、働き
そしていつかは 家庭を持つ日が来ることでしょう。


きっとこんなことが20数年後に実際に起こるんだろうなぁ


おやじ、今度紹介したい人がいるんだけど

実は僕も今から11年前の8月
父と母の元へ、今の若女将を連れて行きました。
付き合ってすぐのこと、「僕の大切な人です」ってね。

突然の事で、若女将もうちの両親もさぞかし驚いたし、緊張したんだろうな。
もうお付き合いの時点で覚悟決めていたからこそ、すぐに実家に連れて行って挨拶させたんだよな


そんな付き合いたての二人の初々しい写真


話を戻して、いつかうちの子達も同じように大切な人を連れてくるんだろうなぁなんて妄想しました。

まぁまぁ堅い話は抜きにして一緒に飲みましょうよ。
そんなこと言いながら、若女将の手料理食べて そのお嫁さんになる子が『このお料理美味しい』なんて言ってにこにこしながらお料理食べて

『はいお父さん飲んでください』なんて言ってお酌してくれたりして

少しずつ緊張もほぐれて、少し酔いも回ってきたときに、その子がこんなことを言うのだ


わたし彼のこんなところを好きになったんです。でも今日ご両親であるお二人にお会いしてすぐにわかりました。こんな素敵なご両親だからこそ、彼がこんなにも素敵なんだなぁって。

お父さん、とっても素敵です


妄想ですよー


家族の休日で焼肉を食べているときに、ふっと若旦那の頭の中にふってきた 夢でした。

でもそんなこと想像していたらとっても楽しみになってきました。
まだ見ぬ(少なくても20数年は見れぬ)わが子のお嫁さん。。。

どんな人を連れてくるのかな
やっぱり母親に似ている人連れてくるのかな



初めて母と若女将を合わせた時も、周りが口々にそういった。
『お母さんそっくりじゃない』って


にじいろジーン出演時のふたり


どう 似ていますか?

自分では全くよく分からない参代目若旦那でしたとさっ!!



書こう書こうと思っていたブログをやっと書くことが出来ます。
ふぅーいろんなこと抱えて、いろいろ考えて、いろんな方に助けられて、ものすごい成長させてもらった
半年間がひと段落をしました。

キャンペーンが終わり、商品の発送が終わり、打ち上げが終わり、実行委員会の打ち上げが終わった今
このブログを書くことが、きっと自分の中の一区切りになる気がしたからこそ

今までかけずにいたのかもしれない。。。


それがもうご存知

房総コラボキャンペーン2017

2017年4月1日から5月14日合計44日間にわたるキャンペーンですが
実行委員会の立ち上がりは11月1日 つまり半年にわたる房総コラボだったわけです(実行委員会にとっては)



もうすごい前のように思うけど、11月1日
未申の会(54年55年の同級生の会)メンバーである江口和尚住職の蓮久寺で
第1回実行委員会ミーティング

そこで前房総コラボ実行委員長のラーメン友理のマサさんから
房総コラボ2017の実行委員長を仰せつかりました。
事前打診もあり、覚悟は決まっていました。

自分の全てを注いで房総コラボを大躍進させようって。

そして実行委員会で前回の房総コラボの反省点を踏まえながら
改善をしながら、どうしたらお客様にとっても、そして参加店にとっても楽しくワクワクする
そして有意義なキャンペーンになるかを話し合いました。

僕はそこでこう言いました。
『やらなければいけない房総コラボじゃなくて、みんながやりたいって思える房総コラボにしたい』

僕がこう言ったのにはその背景がありました。
房総コラボは2013年にラーメン友理のマサさん、石川商店のコウちゃんと3人で始めたキャンペーンがもとになって、年々大きく大きく成長してきました。

3店⇒5店⇒41店⇒75店⇒112店

必然的に僕の意識の中には、いつのまにか やらなければいけないという責任感やプレッシャーがかかるようになりました。これはある程度は必要なこと、責任を持って取り組むことは大いに大切なこと。
でも房総コラボってやらなければいけないって決まりなんてないんです。

だから大切なのは 本当に房総コラボをやりたいのかどうかという矢印の向け方


深く深く考えた時にはやっぱり僕の出した答えは   『房総コラボをやりたい』ってことでした。


そして僕は 房総コラボ史上最多参加店112店舗が参加する 超大型スタンプラリーキャンペーンの
実行委員長になりました



プレッシャーもちろん相当ありました。
112店舗の各店舗のオーナーをこのキャンペーンで心ひとつに取り組んでいかなければならないこと。
相当なプレッシャーでした。かつてない責任感でした。

でもね、不思議とやれる気がしていました。
自信がありました。

それはね



最高の仲間がいたから
この一言に尽きます

だから最高の楽しかった
いろんなコラボが生まれた
いろんな可能性が生まれた
繋がりがどんどん広がった
とにかく笑顔が咲いた
房総が盛り上がっていた気がした。
一部かもしれないけれど、でも盛り上がっていた。
沢山の方が房総コラボを気にしてくれた、応援してくれた



このテーマ一言に尽きるかな。。。


同じ志を持った仲間が集まって
お客様を楽しませるために、自分たちが楽しんで、それが本当に大きな大きな輪になって
お互いを労わり、フォローしあい、励まし合い、大好きだっていう。

そんな最高の素敵な仲間が集まったキャンペーンが失敗するわけないじゃないか。


房総コラボは2017を持ってかなり足元が固まりました。それを実感します。
問題が無いわけじゃない、まだまだ修正するところも、反省するところもたくさんあります。
よく思っていない人もいるのも事実
でもそんなの関係ない、あれだけの絆と友情と繋がりを実感した夜が他にあるか


まだまだ可能性があるよ房総コラボは
何よりまだまだ大きくなっていく予感と反響が確実にあるという事。

どこまで出来るかわからないけど、もう1年僕は全力を尽くして
この房総コラボキャンペーンを 名実、人気共に 千葉県NO1のキャンペーンに
そして全国に轟かすような先進事例キャンペーンにしていきたい。

同じ志を持つ仲間と一緒に。

だから期待して下さい。期待をしていてください。
パワーアップして帰ってくる房総コラボキャンペーンを!!

房総コラボ公式ホームページはこちら


2017年6月26日 房総コラボキャンペーン2017実行委員長 鴇田英将


房総コラボ参加店打ち上げ昼の部&夜の部



子供の頃の記憶として僕にあるのは
小学校一年生の時、早起きをして学校に行く前にファミコンでスーパーマリオブラザーズを初めて全クリしたとき,あまりに嬉しくて母親に「お母さん見てみてーマリオクリアしたよー」と叫んでいる記憶です。
そのとき黄色い帽子をかぶって,ランドセルを背負ってゲームをしていました 若旦那です。


こんな嬉しいアンケートを頂きました



部屋を出るとき息子に「アンパンマンのシール貼って」と言われました。すっかり忘れていたので子供の記憶は凄いなって驚かされました。


いつもご利用頂いてるお馴染み様です。
スリッパのシールが記憶に残るってなんか改めて凄いなぁって思いました。

大人って得てするとなんか凄いこと,とっても感動したこと、大きな出来事などが記憶に残るって気がしますが
小さなお子様にとってはどんな些細なことも記憶に残っているんですよね。

きっとこのお母さんが書いてくれたアンパンマンは お子様にとっては世界で一つのヒーローだったんでしょうね。



テレビに写るアンパンマンじゃなくて、目の前にお母さんが作り出してくれた本物のヒーローとして。

それが亀山温泉ホテルで,スリッパシールのサービスで実現されたことがとっても嬉しかったです。

いつまでたってもそんなお子様と親子の絆にそっと寄り添える宿であり続けたいと思いました。


圧倒的なアイディアマンで、いろんなことを思いつき、実行に移すものの
周りを巻き込んでいくことが苦手で、結局独りよがりで苦しむことが多い情熱の参代目若旦那です。

なんだかんだ言って一番大切にしたい気持ちは 『心ひとつに』ということに集約されることを痛感します。

さてそんな私のまたどうしても現状打破したく行ったことがあります。それが

外部講師をお招きしての改善-KAIZEN-ミーティング

大体年に3,4回ほどスタッフのみ集めてのミーティングをしております。
そこでいくつかの改善事項が出て、職場が、旅館が、関係性がよくなっていくのを感じます。

ただ今回はどうしてもその上のステップに進みたく
最近スタッフともしっかりとしたコミュニケーションが取れていないことも感じました。

そこでいつも大変お世話になっているリクルートじゃらんの熊谷さんに相談して
その道のプロであるコンサルタント稲荷山さんセミナーを確約いただいたのでした。

しかし開催までは前途多難
僕自身の思いを伝え不足もあり、コミュニケーション不足もあり、この勉強会へは困惑の表情を浮かべ
「ちょっと参加できません」との声がどんどん出てきて、私も私もと・・・

また俺の独りよがりだと凹みました。
みんな仕事をよくしたいって思っているのは間違いないけど、現状を変えることや新しいことはしたくない

また若旦那がなんかやろうとしている そんな心の声がいっぱい聞こえてきました。

「お願いです、みんなでよくするために、仕事としてこの勉強会出てください」
「・・・」
泣きそうになりました・・・。


母である女将に相談し、「仕事としての参加なんだから強制させるから」と強くみんなに言ってくれました。
僕にはこの強さがない、弱い僕が一番手に入れなくてはならないものだ。

そうして当日を迎える





魅力ある宿づくりを目指して というタイトルの元
2時間半に及ぶセミナー

始まれば稲荷山先生が話す一言一言、そして作り出す雰囲気に
真剣に話を聞いていたスタッフたち


そして大切なワーク
自分たちがよくするためにどうしたらいいかを書いてもらう

これ僕もミーティングでも思っていること
人からやりなさい、こうしなさい、と命令されるのではなく

自分たちがどうしたらもっと良くなるか、どうしたらもっと改善されるか、どうしたらもっとお客様が喜んでもらえるか

自分たちの頭で考え、自分たちの言葉で発し、自分たちの言葉で書くことが一番大切なこと。

答えはすべて、すべて、自分たちの中にあるのだから。

ぼくたち経営陣はその方向性をしっかり指し示すのが大切な仕事なんだって思う。





A班 B班 C班に分かれ、それぞれで改善案を3つ 25分の中で出し合いました。
その9つがこちら


  • いつも笑顔で接するよう意識する
  • 清掃をしっかり行うこと
  • 観光情報をみんなで共有してすぐ答えられるようにする
  • 呼び出しピンポンにはすぐ反応して伺うこと
  • お客様のご要望にすぐ応えるようにする
  • 夕食の飲み物担当をしっかり決めてすぐ出すこと
  • お客様が快適に過ごせるようにきちんとしたお部屋の受け入れ態勢を整えること
  • お料理を出すときは一言付け加えて満足度をアップすること
  • 忙しくても笑顔笑顔でお互いにチェックすること

もうみんな最高じゃないですか。
こういう場を作ればいいんだって思った。
独りよがりはやっぱり話す場がないから、きちんと向き合う時間を作っていないからだなと。
分かっていながら分かっていながらも、やっぱりできていない自分に反省です。


勉強会が終わったら、恒例の懇親会



未来の大社長のカラオケ大会も大いに盛り上がりました。


このメンバーで心ひとつに
旅館を、会社を、地域をよくしていきたい

もっともっと良くしていきたい

お客様にもっともっと喜んでいただき、選ばれる旅館になりたい
スタッフがもっともっと働きやすい環境、そして満足できる待遇、働きたいと思える会社にしたい
地域にとってなくてはならない会社になりたい、愛される旅館になりたい
二人の後継ぎが 僕が継ぎたい 僕が継ぎたい この会社で働かせてくれと
言ってもらえるように会社を育てていきたい


その為にもっともっと僕は走り続けないければならい。